交通事故に遭った場合、あなたはどこで治療を受けようと思いますか?
事故直後は、レントゲンやMRIでの検査が必要になるので必ず病院で検査を受ける必要があります。
また、手術が必要な脊椎の骨折、神経の損傷、手術後の入院は病院の役割となります。
一方、接骨院では柔道整復師が施術をしており、解剖学、生理学、リハビリ学、一般臨床医学などの医療に関する知識を専門学校等で(3年間以上)学び、柔道整復師の国家試験に合格した者が開業しています。
柔道整復師は、医師ではありませんが骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷の急性疾患に対し、手術や投薬をしない補完医療の専門家として痛みや痺れからの回復を図っていきます。
交通事故の施術については、長期になると3ヵ月を超えてしまう場合もあります。
その為、施術時間に融通が利き(遅くまで営業・予約制)その日の症状に合わせた施術をしてもらえる接骨院が通院しやすいのではないかと思います。
※接骨院では治療と言わず施術といいます。
医療(施術)機関の特徴をまとめてみました。
病院・整形外科 | 接骨院 | |
レントゲンやMRIでの画像診断 | ○ | × |
痛み止めや湿布などの処方・投薬ができる | ○ | × |
電気・牽引・温熱等の物理療法 | ○ | ○ |
ひとりひとりの症状に合わせた 矯正やマッサージなどの手技療法を行う |
× | ○ |
患部だけでなく部位全体を診て治療(施術)を行う | × | ○ |
待ち時間が短い(予約制が多い) | × | ○ |
夜遅くまで受付している | × | ○ |
先生との距離が近い | △ | ○ |
交通事故に遭った場合、痛みなどの自覚症状がなくても、必ず病院や整形外科で「レントゲン・MRI」での検査を受けてください。
※症状固定となってしまった場合、後遺障害が認定されるためにはMRIでの診断が必要になります。
しかし、その後の病院での治療は、投薬や温熱・電気・牽引などによる物理療法が中心となります。
そのため、病院や整形外科などの医療機関では、患者様の症状にあわせた治療は難しいといえます。
接骨院では、手技による施術をメインとし、一人一人に合わせた機能回復訓練を積極的に行います。
このことから、初期段階では検査・診断・投薬治療の為に病院を利用し、その後の治療(施術)は接骨院で行うことをお勧めします。
また病院に通いながら接骨院で施術することも可能です。
これを併療といいます。
併療とは同じ病名で、2カ所以上の医療機関(病院、接骨院など)で治療(施術)を受けることをいいます。
病院と接骨院の両方へ通院することで回復が早まり、慰謝料や休業補償、後遺障害手続きなどその後の生活を守ることもできます。
通院先を併用する場合、加害者側の保険会社へ必ず連絡し「2か所で治療したい」と伝えてください。
連絡を怠ると、併用分の治療費を被害者自身で負担しなければなりません。
【その他注意事項】
※健康保険を使用する場合は認められておりません。
※接骨院同士の併療は認められておりません。
※接骨院と病院の同日通院は認められておりません。
接骨院にも様々なタイプがあり、得意な施術や運営方針も異なります。
施術家としての経験や実績は選択のうえとても重要ですが、患者様への気遣いやコミュニケーションを図れる接骨院をお勧めします。
しかし、通院前にこれらを判断するのはとても困難です。
また、無料相談を実施している接骨院であれば一度行ってみるとよいかと思います。
ウッドベル接骨院では患者様が安心して通院できるように、「安心安全な施術の提供」「院内の衛生管理」「気持ちの良い対応」をスローガンに掲げ施術を行っています。